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航空機からの散骨
自然葬とは納骨や散骨などにより,自然に回帰しようとする葬送方法全般の事をいい、現在では海・山・川・宇宙等様々な場所への散骨の他に樹木葬などがあります。
 それぞれを代表するように海洋葬・山林葬・空中葬・宇宙葬・樹木葬、等と呼ばれている方法があります。散骨といっても焼骨をそのまま撒くのではなく、細かく砕粉して撒かなければなりません。また墓地埋葬に関する法律や遺骨遺棄罪に反しない程度に節度を持って行うことが必要とされます。

故人の遺志と遺族の意思を尊重した散骨は、もっとも生物の理にかない、 宗教や宗派にとらわれず、遺族に負担をかけない完全供養の葬法です。東京都の調査では、2002年自分の散骨を希望する人が25%になりました。1998年の同じ調査で15%でしたので、大きな意識の変化が分ります。なお、葬儀を家族だけでやって欲しい人に限ると50%が散骨を希望しています。
石原裕次郎氏の遺骨の一部を、彼の愛した湘南の海に撒きたいという、兄石原慎太郎氏の申し出は、当時許可されませんでした。
その後1991年に、法務省は散骨について、それが葬送のための祭祀(さいし)で、節度をもって行われる限り問題はないとの公式見解を発表しました。
厚生省は、散骨のような葬送の方法については、墓地埋葬法では想定しておらず、法の対象外である、と表明しました。
そして彼の一部の遺骨は後年海洋散骨されました。
生命の母なる海へ…自然への回帰
当社の散骨は宗教的感情を害さないよう節度を重んじ、関係省庁に届出をし、環境に十分配慮した実施マニュアルを設け、皆様からのご依頼を承っております。ご希望の時期・実施場所などありましたら、お気軽にお問合せください。
散骨の実際
火葬された遺骨は、大きさがさまざまであり、そのまま散骨するわけでは有りません。2mm以下の細かな粒にして散骨するのが通例ですが、この作業は思いのほか簡単です。遺骨は手でつかんでも崩れる状態ですが、実際は布の袋に入れたまま、金づちなどで軽くたたいて、2ミリほどの目のふるいにかけ、残りを再び袋に入れてたたき、これを2〜3回繰り返せば、きれいな粉末になります(粉末状になった遺骨を遺灰と呼んでいます)。骨を砕くことに抵抗感のあった人でも、粉末化した後では大抵の方が、故人とゆっくり話ができた、しみじみと思い出に浸れたなどと、遺族の手でやって良かったと感想を言われます。またどうしても自分で粉末に出来ないという方は、依頼することもできます。
自分で出来る散骨
散骨の手順
 散骨の意思決定は火葬後で十分です。散骨にするからといって葬儀や火葬の方法が変わるわけではありません。散骨の実施にむけて火葬後の大まかな段取りを説明します。

1. 関係する遺族の同意
 散骨を行うのが喪主や祭祀主宰者であっても、近しい遺族には同意を得ておくべきです。配偶者が故人の兄弟などへの説明をしないまま全ての遺骨を散骨し、後でトラブルになったということがよくあります。

2. 散骨場所の決定
 故人ゆかりの地(海)や、実施者がイメージとしてふさわしいと思える場所のうち、具体的に散骨可能な場所(マナーを守って散骨できる場所)をいくつか候補として考えておきます。

3. 交通手段の確保と実施予定日の決定
 特に海への散骨の場合、希望する海域までの交通手段の確保は重要な問題です。天候にも左右されるため、実施日は柔軟に対応できるように予定を組みましょう。

4. 遺骨の粉末化
 遺骨は砂粒程度の大きさに粉砕できれば十分ですが、細かくすればするほど美しくなります。粉末状になった遺骨(遺灰)は紙袋に入れておきます。特に海に散骨する場合は水溶性の紙袋に入れておきます。(ビニール袋などに直接入れると静電気で内側に付着し、散骨後に袋の処分に困ることになります)
 遺骨の量は地方によってかなり違うため、絶対量について一般的なことは言えませんが、関東地方では成人男性で2kg前後です。粉末化前後の体積比では粉砕後は約1/4〜1/3になります。
 遺骨の粉砕は個人でも行えますが、心情的に抵抗がある方は依頼する事も出来ます。

 遺骨全てを散骨するには誰しも抵抗があるものです。火葬場で散骨する遺灰のみを、故人が生前愛用していた湯飲みなどに分骨してもらうと良いでしょう。
 
※ 火葬場で分骨する場合は予め分骨証明が必要になりますので、事前に葬儀社に伝えておいて下さい。また、宗派により分骨を認めないお寺もあるので
   確認が必要です。 


尚、散骨には埋葬許可証も分骨証明書も必要はありません。

5. 散骨の実施
 散骨は周囲の人の目に触れぬよう密やかに、マナー良く実施します。

 尚、葬儀社が行う散骨では「散骨証明書」なるものを発行してくれるところが多いようですが、直接法的に必要なものではありません。

以上が散骨の大まかな手順です。法的な規制や手続きは無いので、難しい知識は必要でないことがお分かりいただけると思います。散骨に際しての特別な演出を期待したり、交通手段を確保する時間的余裕が無いという方などは別として、誰にでも、葬儀社などが企画する散骨サービスに頼らずに、私的に散骨を行うことができるはずです。
散骨のマナー
 散骨に対しては法律的に未整備な面があるため、それゆえトラブルを引き起こさないために自主的に配慮すべき点がいくつかあります。特に気をつけなければならないのが周りの人々の感情です。
遺骨は毒物ではありませんし、現代の火葬場で火葬された遺骨であれば衛生面でも有害なものではありません。しかし、多くの人々の感情として、他人の遺骨に対して「穢れ(けがれ)」を感じたり「気味の悪い物」として捉えられていることは否定できるものではありません。そのため、散骨はできるだけ密やかに行い、後にも痕跡を残さないことが必要です。

他人の私有地には勝手に撒かない。
 当然のことですが、他人の私有地に許可なく散骨を行うのは言語道断です。また、所有者の許可があっても住宅地など、隣近所の目の及ぶところで散骨を行うのも良くないでしょう。

海に散骨する場合は沖合いで
人目のある港の岸壁からポイッ!というのはダメです。極力、船や飛行機などを使って人目の届かない沖合いにまで出て散骨しましょう。
葬儀社などによる海での散骨は、海外での法規制などを参考に自主的ガイドラインとして「海岸から20km以上沖合い」などと決めた上で実施されているようです。個人で行う場合ならば、どれくらい沖合いかということにあまり神経質になる必要はないと思います。船ならば陸が霞んでみえる程度沖合い、かつ周辺に漁船などが見当らないところ、というぐらいの目安でも良いと思います。ただ、「大海原に散っていった」「太平洋に広がっていった」という感覚が持てるくらいの遠洋のほうが、散骨場所としてのイメージは良いでしょう。

遺骨は粉末状にしておく
日本の火葬では、遺骨はある程度の形を残したまま遺族に渡されますが、そのまま散骨を行えば後で人の目に触れることにもなります。海に散骨した場合、プカプカと浮いたまま海岸に打ち寄せられたということにもなりかねません。マナーの問題だけでなく、遺骨を粉末状にすると非常に美しく、また、すみやかに自然に還すという点でも有意義であるため遺骨は必ず粉末状(遺灰)にしておきましょう。 
※ 火葬場で粉末状になっている遺灰のみを分骨してもらうのも良いでしょう

海への散骨は「撒かない」
海への散骨では遺骨の入った水溶性の紙袋ごと投じます。風の強い海上や、飛行機の中で袋を開けて「撒こう」とすると、たちまち周りに飛散し、船や飛行機の所有者にも迷惑をかけてしまいます。

平服で行い、それと判るようなお供え物はしない
散骨はあくまで密やかに行うものです。関係者以外の人には気づかれないよう、喪服は着ないようにしましょう。大仰な花束や後に残るお供え物をしたり、遺品も一緒に撒くというようなことは出来るだけしないようにするべきです(環境保護のためにも)。

空中散骨
 セスナ機172型使用・フライト1時間以内・御搭乗者2名様


【料金に含まれるもの】
・搭乗機チャーター料 ・搭乗者保険料 ・官公庁届出申請料 
・運営管理費
 

【料金に含まれないもの】
・発着地までの交通費 
・規定の搭乗人数(最大3名様まで可)及び時間を超過した分のチャ−タ−料

先ずは弊社まで、お気軽にお問い合わせください。


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